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火星の生命を探る(4)
三角形の影を落とす巨石群

• 左上から中央右に描かれた点線でできた軌跡は、巨大な岩石が傾斜を転げ落ちて地面に垂直立ち上がるまでにできた跡とされている。NASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」に取り付けられた高解像度画像科学実験カメラ(HiRISE)が、2014年7月3日に捕らえた写真である。

• 巨大な岩が転がったとされる跡は、およそ1/3マイル(約500メートル)の距離。巨大な岩は不規則な形状をしていることから、直線には転がらなかった。

• この岩が作り出す影の長さと撮影された時刻の太陽の光の角度を用いて、この岩の高さは約20フィート(6メートル)と計算されている。上部から見て、幅は11.5フィート(3.5メーター)であり、相称面を持たない形状であることが確認できる。長い軸を持ちながらも、傾斜を転がった後に垂直に立ち上がっている。

• 画像に写されている火星の位置は、南緯3.31度、東経302度という急な斜面。画像は、HiRISE観測記録ESP_037190_1765から引用。
• その他の画像もhttp://hirise.lpl.arizona.edu/ESP_037190_1765から閲覧可能。

• HiRISEは、NASAの「マーズ・リコネッサンス・オービター」に備えられている6つの装置の1つ。アリゾナ州トゥーソンにあるアリゾナ大学にて操作されているHiRISEは、ボール宇宙空間・科学会社により製造された。カリフォルニア州パサデナにあるカリフォルニア工科大学の所属部門でもありNASAが所有するジェット推進研究所は、「マーズ・リコネッサンス・オービター計画」を運営。当計画は、ワシントン州にあるNASAの科学事業理事会が担当している。


左手上部の丘のような所に三角形の影を落とす岩が並んでいる。その一つが転がり落ち、右手で止まり、不思議なことに垂直に立っている。


規則的に並べられた巨石群。一つ一つの巨石が三角形の影を落としているのが見える。


転がり落ちて直立している巨石

All Image credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona