Kyodo News

11月18日

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ムガベ大統領、退陣不可避に
首都で大群衆が抗議デモ

• 【ハラレ共同】ジンバブエで、国軍の自宅軟禁下にあるムガベ大統領(93)の退陣が不可避の情勢となっている。首都ハラレでは18日、退陣を求めるデモが開かれ、何万人もの市民らが「今すぐ辞任せよ」と訴えた。与党の地方支部は退陣要求を相次ぎ決議。約37年にわたって実権を握り、強権体質を批判されてきたムガベ政権が近く崩壊する可能性が出てきた。
• ムガベ氏は早期退陣を拒否しているとの情報があるが、ロイター通信によると、議会に不信任案提出の動きが出ている。提出された場合、与野党が結束して可決し週明けにも退陣が決まるとの観測も浮上。与党幹部は「後戻りできない」と指摘した。
18日、ジンバブエ・ハラレで、ムガベ大統領の退陣を求める集会に参加した人たち(ロイター=共同)


中国特使と北朝鮮外交
トップ会談 期待けん制も

• 【平壌、北京共同】中国の習近平国家主席の特使として訪朝している中国共産党の宋濤中央対外連絡部長は18日、朝鮮労働党で国際部門を統括する李洙ヨン副委員長と平壌で会談した。核問題の事態打開につながるか注目される中、中国紙は「宋氏は魔術師ではない」と国際社会の過度な期待をけん制。中朝が隔たりを埋められるかどうか見通せない。
• 朝鮮中央通信によると、宋氏と李氏は「朝鮮半島と地域の情勢、両国関係」について意見交換した。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の制裁強化により冷え込んだ両国関係の改善を話し合ったほか、核問題も協議したもようだ。


韓国、元慰安婦らの遺品展示
支援の「ナヌムの家」に新施設

• 【広州共同】旧日本軍の元従軍慰安婦の女性らが暮らす韓国ソウル近郊、京畿道広州の支援施設「ナヌムの家」で18日、元慰安婦らの遺品などを展示する新たな施設の開館式が行われた。鄭鉉栢女性家族相も出席し「人々が痛みの歴史を振り返り、青少年が戦時の女性人権問題を学べる場にしてほしい」と述べた。日本からは北海道の市民団体などの数十人が出席した。
• 沖縄県で慰安婦として働かされ、戦後も同県にとどまり77歳で死去したペ奉奇さんと、晩年をナヌムの家で過ごした元慰安婦ら計17人の遺品を1階に展示。2階は韓国人以外の女性も含む元慰安婦の写真や名簿を展示している。


ロボット兵器、議論継続へ
国連、初の専門家会議終了

• 【ジュネーブ共同】13日からジュネーブで開かれていた人間の兵士に代わって敵を殺傷する「殺人ロボット兵器」の規制を巡る初の国連公式専門家会議は17日、人道と国際平和の問題として来年以降も議論継続の必要を確認する報告書を採択し、閉幕した。
• 報告書は議長が提出。殺人ロボット兵器の議論を引き続き特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みで行い、ロボット兵器の開発や戦闘での使用には国際人権法や人道法が適用されるとした。人道上および国際安全保障上の問題として議論を続けることが不可欠だとし、来年に公式専門家会議をジュネーブで開くよう勧告した。


シリア調査暫定延長も否決
国連安保理、ロが拒否権

• 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は17日、シリアで化学兵器を使用した個人や組織を調べてきた国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査機関の任期を、暫定的に30日間延長する決議案を否決した。日本が提出していた。16日に米国が提出した1年延長の決議案に続き、ロシアが拒否権を行使した。
• 安保理議長国イタリアによると、調査機関は17日に任期切れを迎えた。アサド政権を支援するロシアと米国の対立により、シリアでの猛毒サリンなどの使用を検証する安保理の枠組みは、存続の瀬戸際に立たされた。
• シリア内戦を巡るロシアの拒否権行使は11回目。


AIスピーカー発売延期
アップル、年末間に合わず

• 【ニューヨーク共同】米IT大手アップルは17日、今年12月に米国や英国、オーストラリアで発売予定だった人工知能(AI)を備えたスピーカー「ホームポッド」の発売を来年初頭に延期すると明らかにした。
• 「準備が整うまでもう少し時間が必要だ」と説明。日本での発売は当初から来年の見通しとしているが、今回は言及しなかった。
• AIスピーカーを巡っては、先行する米IT大手のアマゾン・コムやグーグルが新製品を投入し、年末商戦での販売拡大を目指している。追いかける立場のアップルにとって、発売時期の遅れは不利になりそうだ。
• 米国での価格は349ドル(約3万9千円)。

AIスピーカー発売延期 アップル、年末に間に合わず


チベット自治区でM6・9
中国当局、被害確認進める

• 【北京共同】中国地震局によると、18日午前6時34分(日本時間同7時34分)ごろ、チベット自治区ニンティ市メンリン県で、マグニチュード(M)6・9の地震があった。震源の深さは10キロと推定されている。地元当局が被害状況の確認を進めており、国営通信、新華社は、死者などは報告されていないと伝えた。
• 中国メディアによると、強い揺れが30秒ほど続いた。ニンティ市では余震が続いており、震源の近くでは建物にひびが入ったり、村全体が停電したりしているという。
• ニンティ市はチベット自治区のラサから東に約300キロ。中国メディアによると、少数民族を中心に約22万人が居住。
地震の影響で道路に崩れ落ちた岩=18日、中国チベット自治区ニンティ市メンリン県(新華社=共同)


アルゼンチンの潜水艦が不明
1985年就役、周辺を捜索

• 【リマ(ペルー)共同】南米アルゼンチンの南部沖を航行中の同国海軍の潜水艦(乗組員44人)が15日から連絡が取れない状態となっていることが17日、分かった。海軍は通信機器の故障の可能性もあるとみて、最後の交信があった海域の周辺を捜索している。
• 現地からの報道によると、潜水艦は全長約66メートル。ドイツ製のディーゼル式で1985年就役、2007~14年に改修工事を行った。排他的経済水域(EEZ)の監視活動のため、南部ウスアイアから東部マルデルプラタに向かっていた。
連絡が取れなくなっているアルゼンチン海軍の潜水艦=2014年6月(同海軍提供・ロイター=共同)


アンネの日記、初執筆の住居購入
博物館が管理へ

• 【ブリュッセル共同】「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランクが日記を書き始めたオランダ・アムステルダムの集合住宅の一室を、博物館「アンネ・フランクの家」を運営する財団が購入した。博物館が17日までに明らかにした。
• 一般公開の予定はないが、レオポルド博物館長は、歴史的な住居が「適切に管理されることに意味がある」としている。
• 博物館によると、ナチスの迫害を逃れてドイツからアムステルダムに移った一家は1933年12月からこの部屋で生活。アンネは13歳になった時から日記を付け始め、約3週間後の42年7月、家族と同市内の隠れ家に避難した。
博物館「アンネ・フランクの家」を運営する財団が購入した、隠れ家に避難する前のフランク一家の住居=オランダ・アムステルダム(同博物館提供・共同)

ジブチの自衛隊拠点拡大へ
政府、借り上げに合意

• 政府は、アフリカ東部ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動を展開するためジブチにある自衛隊の活動拠点に隣接する土地をジブチ政府から新たに借り上げることで合意した。日本政府関係者が18日、明らかにした。周辺国の治安悪化などに備え拠点を拡大し、邦人保護施設を整備することなどを検討する。
• 借り上げたのは現在の活動拠点に隣接する約3ヘクタールの土地で、日本、ジブチ両政府間で交渉を進め、11月に手続きを済ませた。
• 政府は2011年からジブチ国際空港北西地区の約12ヘクタールの敷地を借り上げて自衛隊初の本格的な海外拠点として運用している。


中東外交で「河野カラー」
12月中に、2回訪問へ調整

• 河野太郎外相は来月中に、2回にわたって中東を訪れる方向で調整に入った。国際会議への出席を含めて計5カ国・地域を回る意向だ。政府関係者が18日明らかにした。中東の石油資源の確保に加え、地域の政策課題に積極的に関与。中東に持つ独自の人脈を生かして「河野カラー」をアピールする狙い。
• 日本の外相が1カ月の間に中東地域を2回も訪れるのは異例。河野氏は、サウジアラビアのムハンマド皇太子とは旧知の間柄で、母校の米ジョージタウン大出身者には、ヨルダンのアブドラ国王がいる。来月の歴訪で、人脈づくりにつなげる意図もある。


日本名指しで批判
生息4国、国際委に議案提出

• アフリカゾウが生息するケニアなど4カ国が、象牙の取引規制を巡り日本を名指しで批判する議案を11月末に始まるワシントン条約の常設委員会に提出したことが18日、分かった。米国や中国など各国が、絶滅の懸念から象牙の国内市場を閉鎖する中、取引継続を認める日本が国際的な孤立を深めている。
• ケニア、ブルキナファソ、コンゴ共和国、ニジェールの議案書は「合法性の裏付けが不十分なまま多くの製品が取引されている」と指摘。一方、環境省は「市場は適切に管理されており、日本の取り組み状況を丁寧に説明する」としている。


台風25号が発生
南シナ海を西北西へ進む

• 気象庁によると、18日午前、南シナ海で熱帯低気圧が台風25号になった。中心の気圧は千ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。時速約30キロで西北西へ進んでいる。

トレイルランで男性死亡、埼玉
バランス崩し崖から滑落か

• 18日午前9時55分ごろ、埼玉県秩父市で開かれた山道を走るトレイルランニングの大会運営者から救助要請があり、県の防災ヘリコプターが登山道の斜面で東京都世田谷区、会社員道明誠一さん(54)を救助した。大会に参加して滑落したとみられ、頭を強く打って、搬送先の病院で約2時間半後に死亡が確認された。
• 秩父署によると、現場は大持山(標高1294メートル)へ向かう尾根で、向かって右側に崖があった。目撃者の証言などから、道明さんはバランスを崩して崖から約100メートル滑り落ちたとみられる。
• 大会は「FTR100&FT50」で、事故を受けて中止された。

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