Kyodo News

11月7日

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米韓、制裁と圧力強化で一致
トランプ氏、対話も言及

• 【ソウル共同】韓国を初訪問したトランプ米大統領は7日、ソウルの青瓦台(大統領官邸)で文在寅大統領と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、制裁と圧力をさらに強化する方針で一致した。共同記者会見でトランプ氏は、米国や同盟国の防衛に必要であれば「比類なき軍事力を使う用意がある」と述べた上で、北朝鮮との対話の可能性にも言及した。両首脳は米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉を推進する考えを示した。
• 韓国大統領府は首脳会談後の夕食会に、旧日本軍の従軍慰安婦だった李容洙さん(88)を招待し、トランプ氏と面会した。日本の外務省は韓国政府に懸念を伝えた。
会談の冒頭に握手するトランプ米大統領(左)と韓国の文在寅大統領=7日、ソウルの青瓦台(共同


米大統領夕食会に元慰安婦招待
韓国、メニューは竹島近海エビ

• 【ソウル共同】韓国大統領府は7日、トランプ米大統領を招く同日夜の夕食会に、旧日本軍の従軍慰安婦だった李容洙さん(88)を招待したことを明らかにした。文在寅大統領は慰安婦問題の解決を確認した2015年の日韓政府間合意は「国民の大多数が受け入れられない」としており、米側にこうした立場を訴える意図とみられる。日本政府関係者によると、日本の外務省は韓国政府に懸念を伝えた。
• 夕食会のメニューには、島根県・竹島(韓国名・独島)近海の「独島エビ」を使ったチャプチェ(春雨炒め)も。歴史と領土の両面で自国の主張を宣伝する場となり、日韓関係に影を落としそうだ。


韓国市民、米大統領訪韓に抗議
ソウルで「戦争反対」集会

• 【ソウル共同】トランプ米大統領が韓国を訪問した7日、ソウルでは市民団体による抗議集会が相次いで開かれ、参加者らは「戦争反対」「NOトランプ」などのプラカードを掲げてトランプ氏を批判した。北朝鮮と対峙する韓国では、武力行使をちらつかせるトランプ氏への懸念が強い一方、米韓関係の悪化を警戒する声もある。
• 大統領府は「客人を歓待するのは韓国の伝統だ」と国民に異例の呼び掛け。李洛淵首相も6日に国会で「日本でも多少のデモはあったが、ソウルの方は度が過ぎる」と苦言を呈した。
• ソウル中心部の光化門広場付近では、市民団体が「朝鮮半島の緊張を高めるな」などと連呼した。
ソウル中心部で、トランプ米大統領の訪韓に抗議する人たち=7日(共同)


ロシア革命100年、祝賀色なし
モスクワで再現パレード

• 【モスクワ共同】世界初の社会主義国家、ソ連の誕生につながった1917年のロシア革命から100年の7日、モスクワ中心部の赤の広場で、ソ連時代に毎年大々的に行われた「革命記念日」の軍事パレードの再現イベントが行われた。
• プーチン大統領は革命が民主化運動を想起させ、政権への脅威になると警戒。処刑や強制労働などソ連時代の政治弾圧を糾弾することで、革命と距離を置く姿勢を示している。この日の行事にはモスクワ市のソビャニン市長ら5千人が参加したが、祝賀色を排除し、政権幹部も不在だった。


ジンバブエ副大統領を解任
ムガベ大統領の妻が後継優勢に

• 【ナイロビ共同】アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領(93)は6日、自身に不誠実な態度を取ったとしてムナンガグワ第1副大統領(75)を解任した。ムガベ氏の後継を巡り、妻グレース氏(52)とムナンガグワ氏の争いが激化していたが、グレース氏が優勢になったとみられている。ロイター通信などが報じた。
• 現在6期目のムガベ氏は来年に予定される大統領選に出馬する意向。グレース氏は5日に演説し、ムナンガグワ氏を「クーデターを企てている」と批判。「(大統領の)仕事を私にください」と声高に主張した。
• ムガベ氏は独立以来、激しい野党弾圧で欧米中心に「独裁者」と批判されてきた。
ジンバブエの首都ハラレで政党の会議に出席したムナンガグワ第1副大統領(右)とグレース大統領夫人=2016年2月(ロイター=共同)


米銃乱射、家庭トラブルが動機か
容疑者の男が義母と口論

• 【サザーランドスプリングズ共同】米南部テキサス州サザーランドスプリングズの教会で5日に起きた銃乱射事件で、捜査当局は6日記者会見し、死亡したデビン・ケリー容疑者(26)は家庭問題で義母と口論となり、事件当日の朝に義母を脅すようなメッセージを携帯電話で送り付けていたことを明かした。犯行の動機は人種や宗教とは関係なく、家庭内トラブルの可能性が高いとみて調べている。
• 当局者は「テロ事件としての捜査は行っていない」と説明。容疑者の義母は普段、事件が起きた教会に通っていたが、事件の際は現場にいなかったもよう。犠牲者の中には容疑者の義理の祖母も含まれていたという。


ポール米上院議員は暴行受け重傷
肋骨5本を骨折

• 【ワシントン共同】米メディアは6日までに、南部ケンタッキー州で知人の男から暴行を受けたランド・ポール上院議員(共和党)について、肋骨5本を折る重傷を負ったと報じた。当初は軽傷とされていた。
• 自宅で芝刈りをしていたポール氏に男が後ろから体当たりしたという。動機は明らかになっていない。
• 小さな政府を絶対的信条とするリバタリアン(自由至上主義者)として知られるポール氏は、昨年の大統領選共和党候補指名争いに出馬したが、支持が広がらず撤退した。

安倍首相、習主席と会談調整
10日にもベトナムで

• 日中両政府は安倍晋三首相と習近平国家主席がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためベトナム入りする10、11両日の間に首脳会談を開催する方向で調整に入った。日本政府関係者が7日、明らかにした。首相は北朝鮮への圧力強化で協力を要請するとともに、来年中の自身の訪中へ環境を整えたい考えだ。プーチン大統領との日ロ首脳会談も行われる方向だ。
• 習氏との日中首脳会談が実現すれば、ドイツ・ハンブルクで7月に行われて以来となる。日本が議長国を務める日中韓首脳会談の年内開催も働き掛ける。来年の平和友好条約締結40周年を見据え、相互訪問の実現も念頭に置いている。

政府、韓国に懸念伝達
元慰安婦の夕食会招待

• 政府は7日、韓国大統領府がトランプ米大統領を招いた夕食会に元慰安婦の女性を招待したことに対し、韓国に懸念を伝達した。「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した15年の日韓合意の着実な履行を要求した。首相周辺は「抗議と受け取ってもらっていい」と指摘した。
• 別の政府関係者によると、夕食会のメニューに韓国による実効支配が続く島根県・竹島(韓国名・独島)近海の「独島エビ」を使った料理が採用されたことについても「受け入れられない」と伝えた。
• 菅義偉官房長官は「北朝鮮への対応で日米韓3カ国の連携強化が求められる中、悪影響を及ぼすような動きは避ける必要がある」と指摘した。


菅氏、拉致問題解決促す狙いも
対北朝鮮制裁で

• 菅義偉官房長官は7日午後の記者会見で、6日の日米首脳会談を踏まえ、対北朝鮮独自制裁の対象を拡大したことに関し、拉致問題の早期解決を北朝鮮に促す狙いもあるとの認識を示した。「そういうこと(拉致問題解決への決意)が背景にあるのは当然だ」と述べた。
• 同時に「より機動的で、より厳しい独自制裁を講じることで圧力を高めていく効果がある」と指摘。国連安全保障理事会の制裁決議に基づく制裁と合わせ「圧力を最大限にまで強め、北朝鮮の政策を変えていく」と強調した。


政府、北朝鮮への制裁拡大
35団体・個人、資産凍結

• 政府は7日午前の閣議で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への独自制裁強化のため、35団体・個人を新たに資産凍結の対象に追加する措置を了解した。安倍晋三首相は6日、トランプ米大統領との首脳会談で独自制裁の対象拡大を表明していた。日米両国は北朝鮮に対する圧力を最大限に高める方針。制裁強化には日米の連携をアピールする狙いがある。
• 日本政府関係者によると、資産凍結の新たな対象は9団体と26個人。これまで政府は(1)核・ミサイル計画(2)石炭を含む鉱物貿易(3)北朝鮮籍労働者の海外派遣―などに関与する者を資産凍結の対象としてきた。

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